2016年3月27日日曜日

CB1100シーズン前メンテその6後半

後半はリアサスのマウント部分の清掃、グリスアップです。
作業はオイルを抜いている間に行いました。



自分のCB1100のリアサスはノーマルではなく、YSSのZ366という製品を装着しています。



オーリンズやナイトロンなどの有名所ではなく、YSSという選択をしたのは当然理由があります。

・安い。特売価格で定価7万が5万少々だった。
・誰も付けてない、人柱希望。購入当時CB1100にYSSのサスを装着しているという話がなかった。
・アッパーマウントがベアリング。オーリンズもナイトロンもラバーマウントだった。
・スピンドルロッド径が16ミリ。他社及びノーマルより太い。
・リバウンド調整機能が60段階。他社は30段階。ノーマルは設定できない。

だいたい上記のような理由でこのサスペンションを購入したのですが…買ってから362でも良かったと思いました。
というのも366にした理由がアッパーマウントがベアリングであるか否かというだけの理由で、スピンドルロッド径は12ミリで十分、16ミリもの太さは必要ないと思っていたからです。

オプションでベアリングマウントに変更できると注文してからしばらくたって気がついた時の衝撃

現在はサスの性能に満足しているのでまったく問題はないのですし、むしろ車重を考えると16ミリで良かったとすら思っています。


本体カラーが2種類。
スプリングカラーを4種類から選べるのですが、本体はサビに強いという理由ですぐに黒を選択。
スプリングカラーは白、黄色、赤がそれぞれWP、オーリンズ、アドバンテージのブランドカラーとかぶるので黒にしました。
結果として真っ黒なサスになりましたが、ノーマルで装着されていてもまったく違和感がないという状態になりました。

写真ではいまいちわかりづらく伝わりにくいのですが…
CB1100のリア回りは黒い部分が多いのでしっくりくるんですね。
ブラックエディションのノーマルサスよりも合うと思います。


性能に関してはノーマルサスはカスだと断言できるほどのもので、YSSでこれなら有名メーカーのサスはどれだけすごいんだという感想が出ます。
それほどまでにノーマルサスがダメなのも問題ありかと思うのですが、セッティングさえ間違わなければ素晴らしい乗り心地が約束されます。

リバウンド調整のダイヤルを逆に回して調整してしまった自分はカスだと断言できます

しかも長期間その事に気が付きませんでしたから救いようはありません。
目一杯硬めにしているはずが柔めですからね。
深い穴を掘って埋まるべきだと思いました。


自分は性能に満足していますが、細かい部分は色々注文を付けたくなるような感じでもあります。
最初から一発で何も文句のない、完璧を求めるのであればオーリンズで間違いないと思いますが、血迷ったり面白そうだと感じるならYSSは十分ありだと思います。




清掃とグリスアップについて
サスを外して車体側の取り付け部分をパークリで洗浄して薄くシリコングリスを塗布して終了!

問題はサスの脱着で起こりました。

まず、左側のサスが外れません。
上も下も固着しているのかと思いましたが、下はゴムなのでそれもありますが上はベアリングです。

上・ベアリング

下・ラバー

サスを外すのはこれが初めてではなく、以前もこんな事があった気がしないでもありません。

頑張ったら外れましたが、右はすんなり外れたという結果が左右で車高調整が揃っていないのではないかという事実を提示している気がしました。
※この件は後ほど調査する予定です

あと、右側のロアーマウント部分のボルトの脱着も苦戦しました。

右側ロアーマウント
サイレンサーの内側がえぐれているのはこのロアーマウントを避けるためです。
クリアランスは普通のメガネレンチを入れるのが不可能なほどで、スパナかストレートタイプのメガネレンチでなければ無理という始末。
整備書では「サイレンサーを外せ」と書いてますが、そのような指示には当然従えません。

まあハイトルクで締められている訳ではないのでスパナでもいいのですが、締める時は指定トルクがありますので注意が必要です。
なお、指定トルクは確か20N·mそこそこで、締め過ぎると簡単にねじ切れますのでご注意を。



ノーマルサスはマウント部分のラバーが車体マウント部分に固着しますので、一度は外して清掃・グリスアップをしたほうがよろしいでしょう。

CB1100、次回はグリスアップの予定です。

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